住宅の壁紙を貼り替えるのではなく、塗って再生させる特許工法「クロスメイク」を展開する壁紙革命(東京都多摩市)は、代理店が800店を突破した。賃貸住宅においては、原状回復工事での需要を獲得している。
賃貸の原状回復に需要
貼り替えない選択
壁紙革命のメイン商材であるクロスメイクは、「貼り替えるほどでもない汚れや傷」のついた壁紙を、専用の染色剤を塗ることで再生させる工法だ。
同工法は日本とアメリカで特許を取得しており、養生をせずに塗装を行う「無養生塗装方法」が代表的な特許だ。壁紙の貼り替えと比較し、工事時間を3分の1に短縮、施工費は約50%の削減が見込めることで、不動産会社からの注目を集めている。
壁紙革命は、クロスメイクの代理店事業本部として2023年7月期の売り上げが約2億円。全従業員は8人だ。主な事業内容は、代理店向けの研修の実施と、案件によっては社内のスタッフでクロスメイクの施工も担っている。