既存の建物改修で景観を維持
賃貸管理会社のKaita Group(カイタグループ:リトアニア)とデベロッパーのHanner(ハナー:同)は、若者をターゲットとした賃貸住宅「Youston(ユーストン)」を、ヨーロッパで企画する。2025年12月末時点で展開しているのはリトアニアのビリニュス、ラトビアのリガ、チェコのプラハの3都市となる。開発がすべて終わっていない物件も含め、合計5棟800戸以上を供給済みだ。
施設には、充実した共用施設を持つ「CO‐LIVING(コリビング)」と、プライバシーを重視する人向けの「APARTMENT(アパートメント)」の2種類がある。いずれも家具・家電付きだ。
CO‐LIVINGはワンルームのほか、2人でルームシェアして暮らすことを想定した広い住戸もある。専有部に水回り設備も備えるが、キッチンは小さいため、共用のダイニングルーム付きキッチンを使用できるようにしている。共用部にはフィットネスジムやイベントスペース、ゲーム室、映画室など、コミュニティーを醸成できる多様な施設を完備する。一方、APARTMENTは、広めのキッチンやロフト付きの住戸から成る。共用部にはラウンジやサウナなどを設ける。
このほかYouston内には「シェアリングエリア」を用意。アイロンから掃除機、カクテルシェイカー、料理のレシピ本まで、入居者同士で生活用品などをシェアすることができる。契約は日、月、年といった単位で柔軟な対応が可能。
Youstonのもう一つの特徴が、環境にも配慮している点だ。古い建物を取り壊して廃棄物を出す新築ではなく、建物を改修するケースが多い。例えばプラハの施設は元ホテルを改修したものだ。既存の建物を活用することで、周辺と調和した景観を保てるというメリットもある。今後はロンドン初となるYoustonシリーズ(1棟105室)が、26年末に開業予定となっている。
(2026年2月2日14面に掲載)




