人口減少が進む中、今後の空室対策として高齢入居者の受け入れに積極的な管理会社が増えています。高齢者入居につきまとう孤独死リスクを解消する管理会社向けサービスを紹介します。
見守りサービス「NiSUMU CARE(ニスムケア)」
デジタル技術を活用したセキュリティーサービスの開発を手がけるSecual(セキュアル:東京都渋谷区)が提供する高齢者見守りサービス「NiSUMU CARE(ニスムケア)」は、センサー式の見守りサービスです。センサーでは活動量、温度、湿度、照度のみを計測するため、プライバシーに配慮しながら見守ることができます。
スマートホームショールームを関西で開設
IoT機器やアプリの開発を行うアクセルラボ(東京都新宿区)は、スマートホーム体験ができるショールームを、3月に大阪市内でオープンしました。同社が展開するスマートホームサービス「SpaceCore(スペースコア)」は、家電などをアプリで操作できる「ホームコントロール」やセキュリティー、見守りなどの機能で入居者の生活利便性を高めるサービスです。
ポットの利用履歴を活用
炊飯器をはじめとした家庭用日用品を製造する象印マホービン(大阪市)は、ポットを活用した高齢者の見守りサービス「みまもりほっとライン」を提供しています。専用の電気ポット「i-PoT(アイポット 以下、ポット)」の使用履歴を基に入居者の安否や健康状態を確認するサービスです。
入居者対応の専門チーム
長崎県佐世保市で賃貸住宅を約3500戸、公営住宅を約5500戸管理する第百不動産(長崎県佐世保市)では、入居者対応の専門部署「レスQセンター」を立ち上げました。入居者からの電話対応、近隣トラブル、比較的軽微な設備の修理など幅広い困り事に対応し、現地に駆け付けます。