「組織で勝つ」会社づくり推進
電子契約サービスを提供するキマルーム(広島市)のトップに、7月1日付で藤井志郎氏が就任した。電子申し込み・契約「キマルーム Sign(サイン)」を軸に、賃貸業界での電子契約トップシェア獲得に向け、組織強化を行っていく。
7月に創業者からバトン受け取る
創業者である西野量氏からバトンを渡された藤井社長は「キマルーム Signを賃貸業界における共通プラットフォームとして普及を進め、トップシェアを目指す」と語る。
キマルームは2010年に西野氏がセイルボートの社名で創業した。11年に業者間流通システムの「キマRoom(ルーム)!」を開発、17年には、キマルーム Signの前身である入居申し込みの電子化サービスの提供を開始。その後、電子契約の機能も実装した。
23年2月に大東建託パートナーズ(東京都港区)の子会社となり、24年4月に社名をキマルームに変更。7月には、大東建託パートナーズとの共同リニューアルを行ったキマルーム Signを稼働させ、業界のデジタル化を後押しする。