夏祭りを主催、30年続く
千葉市を中心に賃貸管理・仲介を行う高品ハウジング(千葉市)は、地場密着企業として地域活性化の取り組みに注力する。
主に、夏祭りや小学生向けのサッカー大会の主催、結婚相談の受け付けなどを行っている。
その中でも「千葉ふるさと夏まつり」は1995年から実施。新型コロナウイルス下では開催を中止し、4年間の空白期間があるものの、2024年まで30年間続いている。24年7月が26回目の開催だ。
夏祭りの開催は1日のみで、例年地域住民ら3000人以上が来場する。また、同社が管理を受託するオーナーも100人ほど足を運ぶ。夏祭りを通して、オーナーとその家族と関係性を深めるきっかけにもなっているという。
同社は1977年、山中操社長が起業した。賃貸管理や不動産売買が主力事業で、千葉市内をメインにオーナーから管理を受託する。現在は千葉県四街道市にも商圏が広がっている。
地場不動産会社として、地域活性化につながる取り組みに注力し、商圏内での存在感を高めてきた。山中敦之取締役は「夏祭りの主催はオーナーとの交流の場にもなりえる。千葉を離れ遠方で暮らす人たちが戻ってくるきっかけになることを期待している」と話す。
2023年からは商圏内の人口増加に力を入れている。結婚相談所のフランチャイズチェーン(FC)に加盟し、千葉市内での結婚をサポートする。結婚を機に移住につながることを期待している。
(2024年7月22日1面に掲載)