1万戸超を管理するアミックス(東京都中央区)のトップに就いた佐々木豊社長は、管理戸数の拡大を目指す。会社全体で成長するため、建築、管理、地主営業それぞれの部署をまたいだ連携を推進していく。ランドセットでの物件の販売、数の増加が見込まれる高齢入居者への対応にも注力する。
管理1万戸超、部署超え連携
年商96億6700万円 サブリースが堅調
佐々木社長は2023年9月にアミックスのトップに就任した。同社の社長を長く務めた末永照雄氏からバトンを渡された。「経営の基盤を安定させ、新しいことに挑戦していくためにも管理戸数の拡大に努める」と佐々木社長は話す。
アミックスは東京都をメイン商圏とし、一部、埼玉県や千葉県、神奈川県でも事業を行う。23年8月期の年商は単体で96億6700万円。前期比で7億700万円の増収となった。サブリース家賃を含めた管理事業の売り上げが全体の7割を占める。
管理戸数は1万376戸(23年8月末時点)で、そのうちサブリースが約9500戸と9割を超す。管理物件の所在地は、東京の物件が約85%、埼玉・千葉・神奈川の物件が15%ほどだ。