省エネ以外の価値を可視化
デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区)は、建物が生み出す「エネルギー以外の価値」を可視化するNEBs(ノンエネルギーべネフィッツ)指標を新たに策定した。NTTファシリティーズ(東京都港区)と共同で開発し、不動産評価の新たな物差しとして浸透を図る。
NEBs指標について、デロイト トーマツグループの須永優一シニアマネジャーは「省エネルギー・脱炭素建築がもたらす副次的効果を12項目に整理し、金額などに換算する枠組みだ。健康増進、生産性向上、採用力・人材定着率の改善、BCP(事業継続計画)強化など、『人』に関わる効果が中心となる」と説明する。
算定は3段階で構成する。ステップ1は、建物面積や用途、利用人数などの外形情報から保守的に推計する簡易版。ステップ2と3は、アンケートやヒアリングを通じて精緻化する。簡易版は短期間で算定でき、初期検討に適する。一方、精緻版では実態に即した効果を積み上げられる。
建物オーナーだけでなくテナント側の便益も算定でき、賃料説明や物件価値の裏付けとしての活用も見込まれる。




