家主が完工検査を体験
大規模修繕工事を手がけるアローペイント(大阪市)は6月22日、神奈川県川崎市で大規模修繕工事の仕上がりを確認する完工検査の体験会を開催し、20人が参加した。
体験会は、セミナー形式の勉強会と施工中の物件の現場見学の2部に分けて実施。家主に大規模修繕工事で失敗しないためのポイントを学んでもらうのが狙いだ。
前半の勉強会では、同社の染矢正行社長が講師を務めた。よくある「大規模修繕の手抜き工事」の3パターンを解説。手抜き工事を防ぐために家主自身が行える防衛策や、依頼する工事会社の選定方法などを紹介。
後半部分では参加した家主は四つのグループに分かれ、同社が大規模修繕工事を実施中の物件を見学した。工法や施工時の注意点などの説明を受けながら、実際の工事の仕上がり具合を確認した。見学会から物件の所有者も合流。見学会後には、参加した家主からの質問に回答したほか、依頼の経緯などを語った。
神奈川県横浜市から参加した家主は「大規模修繕についてほとんど知識がなかったので、情報収集のため参加した。物件所有者の生の声も聞くことができ、将来正しい選択をする際の良い機会になった」と話した。
(2024年8月5日50面に掲載)