MAI、開発アセットを多様化

MAI

投資|2024年09月20日

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東京都港区六本木で建築中のテナントビルのパース。新築でのテナントビル建築は2棟目

オーナー層の拡大図る

 メルディアグループで不動産開発・建築、賃貸管理などを手がけるMAI(東京都新宿区)は、取り扱うアセットの種類を増やし、投資家層の拡大を図っている。

 自社開発するアパートの販売価格は1棟あたり8000万円~3億円で総戸数は10戸程度、表面利回りは6~7%程度。オーナー層の半数は個人の会社員や経営者層、一般企業となっている。

 プロパティマネジメント事業部賃貸管理課の加藤知久課長は「これまで当社は木造アパートを中心に開発してきた。対応できるアセットを増やし、新たな投資家層にアプローチしている」と話す。

 具体的には、RC造の投資用賃貸住宅やテナントビルの開発を進めている。ランドセットで5億円前後の物件を開発し、これまでの物件の価格帯とは異なる投資家をを取り込んでいきたい考えだ。個人、法人ともに販売を進める。主力の木造アパートでは、ガレージハウスやペット共生型などのコンセプト住宅を手がけ、周辺物件との差別化を図る。

 25年8月期は木造アパートで130~150棟見込んでおり、RC造は10棟前後の開発を目指す。「グループ内で仕入れ情報を共有し、木造アパートにこだわらず、土地に合あった最適な投資物件を企画していきたい」(加藤課長)

(2024年9月23日1面に掲載)

おすすめ記事▶『アゼリアホーム、アパート開発強化 売上54億円【成長企業インタビュー】』

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