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不動産コンサルティングを行うカチモード(東京都新宿区)は、事故物件専門の調査を手がけ、事故による不動産価値の下落防止を目指す。
「2007年に賃貸管理会社に入社して以来、管理業務に携わってきた。その間変わっていないのが、『事故物件』というレッテルにより、長期間不動産価値が下落するということ。この問題を何とかできないかと起業に至った」と児玉和俊社長は話す。
同社が行う「オバケ調査」では、事故物件に午後10時~翌日午前6時まで社長自ら泊まり込み、異常の有無について調査を行う。依頼主はオーナーや不動産会社からがメインとなっている。
室内の録画・録音だけでなく、電磁波や大気圧、風力を測定するための本格的な機材や、サーモグラフィーなどを使用する。そのほか、事故当時の状況のヒアリングに加え、児玉社長が培ってきた管理業務の知識を基に、臭気の有無や特殊清掃、リフォームの仕上がり、居室内の設備の状態など、賃貸住宅としての品質もチェックしている。