顧客との商談創出 分業で売り上げ増
Z世代が現場スタッフや管理職として増えている中、企業は彼らの価値観に合わせて業務の見直しを進めている。特に「分業制におけるインサイドセールス部隊の設置」が注目されている。分業制自体は以前からあるもので、Z世代のために生まれた考え方ではないが、彼らの価値観との相性はよい。
インサイドセールスは電話やメールなどで顧客対応を行い、商談機会を創出する内勤営業で、不動産仲介では反響対応から来店アポイントを取る役割を担う。
従来の不動産営業では、1人の営業社員が反響対応から来店、内見、申し込みまでを一貫して行うことが一般的だったが、分業制を導入することで、営業フェーズごとに専門の担当者を配置するという考え方が広まりつつある。(図1)