山梨県で8700戸を管理するエスティケイ(山梨県甲府市)は、オーナーへの提案力の強化に取り組む。2022年からオフィスの一部をオーナー接客向けに改装。「満室ラボ」と名付け、管理物件のリノベーションや建て替え案件の受注、新規の管理受託に効果を発揮している。
満室ラボの狙いは、オーナーの不動産経営の知識を深めることだ。会社紹介や最新の賃貸市況から始まり、空室改善のポイントなどまでをまとめたアクリルパネルを壁に掲示。同社が実際にリノベを施して満室となっている物件の詳細を記載したパネルを集めたコーナーもつくった。
営業スタッフがパネルを順番に説明することで、オーナーは賃貸経営の基礎を学ぶことができる。