プレサンス、完全子会社へ
オープンハウスグループ(東京都千代田区)は、連結子会社で投資用ワンルームの開発・販売事業を手がけるプレサンスコーポレーション(大阪市)のTOB(株式公開買い付け)を実施している。TOBによりプレサンスコーポレーションを完全子会社とし、上場を廃止する予定だ。
完全子会社化により、オープンハウスグループは営業網や商品ラインアップの相互活用、積極的なクロスセルを狙う。具体的には、オープンハウスグループは関東圏の地域に強みを持っており、プレサンスコーポレーションは関西圏に地盤を持つ。同様に商品は戸建てとマンション、顧客属性は実需と富裕層とそれぞれ得意とする部分が異なっており、相互補完を検討しているという。
そのほか、人材の相互交流や採用でのシナジー効果も狙う。また、プレサンスコーポレーションが非上場となることで、上場維持コストの軽減を見込める。
プレサンスコーポレーションは、2021年1月よりオープンハウスグループの連結子会社となっており、25年1月10日時点の保有株式比率は63.42%。
(2025年2月10日1面に掲載)