集合住宅の開発や管理、中古住宅の再生を手がけるKSグループ。マンションを中心に累計200棟の建築実績をもつ同グループは、バブル期や金融危機に対応し、主力事業を変えながら不動産業を続けてきた。持ち株会社であるKSグループホールディングス(大阪市)の近藤良一CEOに、同社の戦略を聞く。
新築から築古再生・地域開発へ
設立より49年 累計200棟を建築
KSグループホールディングスの下には、三つのグループ会社がある。2024年1月期のグループ売上高41億7300万円のうち23億2500万円は、集合住宅の建築や開発、中古物件の再生工事を行う近藤建設工業(大阪府守口市)のものだ。そのほか、6288戸の分譲マンションの管理を行うケイエスコミュニティ(大阪市)が9億9500万円、3031戸の賃貸マンションを管理する近藤プロパティ(同)が5億1500万円となっている。KSグループホールディングスは家賃収入で3億3800万円を売り上げる。