トラック積み放題、明確な料金
1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)を中心に、年間2000件以上の現場で不用品を回収する。大きさの異なるトラックごとに、積み放題の明確な料金体系で事業を拡大した。田宮哲人社長は、業界の信用を向上させるため、確かなサービスを提供する不用品回収事業者だけを登録する組織を立ち上げ、現在20社が登録する。
ウェブで集客 一般家庭が中心
トラッシュアップは年間2000件以上の不用品を回収する。回収品は自社倉庫で徹底的に仕分けされ、4割以上が原材料として再資源化するリサイクルに回される。1割がそのまま中古品として流通するリユースに、残りが廃棄だ。パソコンなど個人情報を含むものも、確実に処理する体制を整える。
主要顧客層は一般家庭が中心だ。顧客の9割以上を自社ウェブサイトで集めている。賃貸管理会社や家賃債務保証会社、有料老人ホームなどからの案件も増えている。
特徴の一つが「トラック積み放題プラン」だ。顧客は自身の不用品の量から、かごプラン、軽、1.5トン、2トンのトラックを選ぶ。入る限りいくら不用品を積み込んでも、追加料金は発生しない。一番利用されるのは軽トラックプランで、積み放題プランが1万5000円〜となっている。「顧客が思っているよりも、実際は多くの荷物を積むことができる」(田宮社長)。作業は安全性を重視するため、小規模な現場であろうとすべての現場を2人以上のスタッフが担当する。
入る限り、いくら不用品を積みんでも追加料金が発生しない「トラック積み放題プラン」が人気だ