海外からの不動産投資資金がピーク時の3%に減少
パリ在住のフランス人Dさんから久しぶりの連絡が入った。毎年この時期に休暇を兼ね、家族全員でロサンゼルスを訪れていたが、今年は会社の業績が急激に悪化し職場を離れることができないとのことだ。
欧州は景気悪化
一昨年秋に英国やフランスなど欧州諸国を10日ほど旅行したが、当時はパリの爆弾テロで緊張感が漂う一方、訪問先は多くの観光客でにぎわっていた。あれから1年半余り、今年の欧州圏の経済成長率は1.0%ともいわれ景気が急激に悪化している。何よりも欧州経済をけん引したドイツの製造業が低迷し、消費を支えたフランス経済も混迷している。
先行きが懸念される欧州経済の下で商業不動産市場への悪影響がささやかれるが、最近欧州出張から戻った友人によれば、ドイツの不動産市場では堅調さが見られ、金融関連企業のロンドンからドイツへの移転などで新たなオフィス需要が出始め、商業セクターも活況さがうかがわれるとのことだ。とはいえ、世界経済の落ち込みから不動産市場全体の規模が相対的に縮小しているのは事実だ。
尖塔が焼け落ちたノートルダム寺院。2017年秋に撮影





