埼玉県越谷市を地盤に、新築、プレカット、リフォーム、不動産など多様な事業を地域密着で展開するポラスグループ。グループ会社は27社あり、グループの中央住宅(越谷市)では、戸建て分譲に加え、不動産売買仲介事業を展開。ポラス施工物件の仲介や買取にも注力し、家を売って終わりではない「循環型ビジネス」を目指している。
ポラス物件の売却注力、「循環ビジネス」目指す
グループ27社
同社は埼玉県越谷市、さいたま市、千葉県柏市、船橋市といった東京都の周辺エリアに密着した経営を行っている。東京都心に近いにもかかわらず、あえて進出せず、地元の多様な住宅・不動産ニーズに応えるというビジネスモデルで拡大してきた。
現在、27のグループ会社があり、従業員数は約3300名の巨大企業。2024年3月期(以下同)のグループ連結業績は、売上高が2835億円。主力となる戸建て分譲住宅の契約棟数は2500棟を超える。
同社では売買仲介事業も展開しており、グループ全体では2686件を仲介。手数料売り上げは約36億円。取扱高は770億円となっている。
売買仲介の主力は中央住宅の「ソリューション事業部」が担う。社員数は285名、うち営業は181名。エリア内に、28カ所もある仲介店舗「住まいの情報館」を拠点に、グループ全体の仲介件数の8割近くを担う。同事業部の年間売買仲介件数は2309件だ(新築分譲住宅は件数に含まず)。また、上記の仲介に加えて222件の買取再販も手掛けた。
28店舗展開する「住まいの情報館」
46%が1か月で売却
強みの1つが売却だ。前期は2811件の媒介契約を獲得。内訳は戸建て40%、マンション30%土地その他が30%。
約46%が1カ月以内に取引が成立。「まず、抱えている顧客のストック数が他社とは異なります。売却の際は、まずそうした顧客への案内から始めます。そこから近隣の方や親戚、お友達につないでいただくなど。地域密着で長らく積み重ねてきた当社ならではの強みです」(中央住宅、取締役、不動産ソリューション事業部事業部長、斉藤辰彦氏)
さらに、グループ力をいかした販売方法でも差別化。売却を預かったら、グループに複数社あるリフォーム会社と連携し、今後の改修プランと概算費用を速やかに算出して販売。未改修の中古物件には改修が伴うケースがほとんどだからだ。
「売り出し後にリフォームのプランと予算を出しているとタイムラグが生じ、その間に顧客がよそにいってしまうことがあるためです」(斉藤取締役)




