前年度比82%増、人材育成寄与
木造アパートの開発・販売を主力に3300戸を管理するハウスリンクマネジメント(東京都千代田区)は、若手人材の活躍で業績を押し上げる。2024年11月期のグループ連結売り上げは、前期比82.5%増の73億7600万円で、営業利益は同356.4%増の5億2800万円と増収増益だった。菅谷太一社長は「今期の売り上げは100億円に迫る着地を見込む」と語る。
売り上げをけん引したのは、自社開発のアパート販売事業だ。24年11月期の新築販売棟数は56棟と、前期比25棟増加した。販売実績の8割は入社2年目の社員が手がけた。
人材の成長に寄与したのは、22年度から着手した業務のマニュアル化だ。きっかけは、同社のビジネスモデルにある。土地の仕入れから建築・販売、管理までをワンストップで担うことで利益率を高める。その一方、1人のオーナーに対し各部署で関わり方が異なることから、社内の業務連携が重要になる。こうした現状を踏まえ、各部署の業務内容を可視化し、マニュアルに落とし込むことで情報伝達の無駄を削減。効率化により捻出した時間で、業務の回転率を高めてきた。その成果が24年度に表れた格好だ。
マニュアルは、先輩社員の知見の蓄積・共有の役割も果たす。新人はマニュアルを参照することで業務を身につけられる。
「一方で、マニュアルの理解度には個人差が出てしまう。そのため、複数の部署の代表者で月2回の業務改善会議を行い、特に新人が自走できる組織づくりに努めている」(菅谷社長)
今後は、東京都と神奈川県に絞って事業を強化する。本社を拠点にエリアを限定することで営業効率を高め、ワンストップサービスの強みを生かしていく狙いだ。人材については、25年4月に5人の新卒が入社を予定する。
ハウスリンクマネジメント
東京都千代田区
菅谷太一社長(48)
(2025年4月7日2面に掲載)





