暇と梅爺(東京都墨田区)ではアートを活用した空き家再生に力を入れる。これまで累計50棟の長屋を再生。20年からはエリアでアートイベントも開催。地域住民とアーティストの交流を通じて街に活気を取り戻す取り組みを行ってきた。
アーティスト向けに供給
都内下町で活動
同社はアーティストやクリエイターを入居者ターゲットとし、長屋をシェアハウスに再生している。
商圏とするのは墨田区内の旧向島エリアという下町だ。その中でも京島というエリアを中心に活動を行っている。京島エリアは第2次世界大戦に空襲被害を免れたことから、戦前から残る物件も多い。比較的新しい建物でも築60〜80年は経過しており、中には築100年の物件もあるという。昔ながらの町並みが魅力的なエリアだが、空き家のまま物件が放置され、町全体の活気を失っている点が課題だった。
再生する物件は、後藤大輝社長が自ら町を歩いて探すほか、地元の不動産会社2社から情報提供を受けている。空き家の所有者が不明な場合は、地域住民への聞き取りを通じて所有者を探している。
時には空き家を取り壊す噂を聞きつけ、相続人が訪問するタイミングを見計らって直談判し、物件を借り受けたこともあるという。





