賃貸管理業界大手・地場大手は新卒人材の確保を進める。全国賃貸住宅新聞で調査を行った6社中4社は2024年度と比較し、25年度の採用を拡大した。人材確保競争が激化する中、採用活動の早期化や初任給を2万円増やす動きも出ている。
採用早期化で優秀人材を確保
グループ含み524人入社
大東建託グループには、グループ全体で524人が入社した。募集の取り組みに成功し、24年度と比較し、60人多く採用できたという。初任給は事務・SE(システムエンジニア)職においては増額した。
建設の大東建託(東京都港区)に259人、賃貸仲介の大東建託リーシング(同)に58人、管理の大東建託パートナーズ(同)に37人が入社。中でも、大東建託ではウズベキスタンのトップレベルの大学であるタシケント国立工科大学から、5人のウズベキスタン人を新卒採用。施工管理業務での活躍を期待するという。