「賃貸住宅メンテナンス主任者(以下、メンテナンス主任者)」の試験申込者数が3万人を突破した。創設から1年半がたち、賃貸管理会社を中心に資格の取得・活用が進む。中には、資格取得をきっかけにリフォームの売り上げ向上や修繕期間の短縮につながった事業者もいる。
提案に活用、受注件数7割増も
賃貸業界において、メンテナンス主任者の取得が広がりつつある。
メンテナンス主任者とは、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会(東京都千代田区)が認定する賃貸住宅の建物・設備の維持保全に関わる民間資格。2023年11月に創設され、25年4月2日時点で申込者数は3万374人、資格保有者は2万7931人に達する。