TOKYO PRO Market(トウキョウプロマーケット)に上場するバレッグス(東京都目黒区)は、三井ホームエステート(東京都江東区)とシステム連携。同社が取り扱う一部の物件の募集をバレッグスで行えたことで、2025年の繁忙期における三井ホームエステートが管理する物件の成約件数が24年比150%、賃貸仲介の売り上げは同148%となった。
バレッグスは東京都目黒区や品川区などの城南エリアをメイン商圏とする。主力事業は賃貸仲介で、同エリアに10店舗を構える。年間の賃貸仲介件数は約5000件だ。
三井ホームエステートとのシステム連携は24年8月から計画を進めてきた。同社が管理するうち、空室となった物件が、バレッグスのオウンドメディアにある募集画面に反映される仕組みだ。24年12月~25年3月の繁忙期は、三井ホームエステートの城南エリアに所在する賃貸物件をバレッグスが取り扱うことができ、業績伸長につながった。
太田諒執行役員は「物件情報が自動で当社のメディアに同期されるため、システム連携前と比較して作業量は増やさずに成約件数、売り上げを伸ばすことができた。今後もこうした生産性を高める取り組みを不動産業界内でリードしていきたい」と話す。
(2025年5月26日1面に掲載)