除去範囲の調整も容易
360度VR(仮想現実)コンテンツの制作クラウドソフト「スペースリー」を展開するスペースリー(東京都渋谷区)は、同ソフトにおいて、静止画像から家具を消す機能のベータ版を開発。9月1日より既存の導入企業に提供している。
入居中や家具が残ったままの物件の静止画から、生成AI(人工知能)で家具を自動で検出・除去して、空室の静止画を作成する。入居者の退去や家具の撤去を待たずに物件の案内資料を作成できるようにすることで、営業提案の円滑化に寄与する。
管理画面で静止画を選択すると、AIが家具を自動で検知してマスキングし、家具を消した画像が生成される。消したくない家具や追加で消したい家具がある場合は、簡単なマウス操作で調整が可能だ。外部への発注や専門スキルを必要とせず、AIと直感的な操作で、リアルタイムに画像を生成できるように開発した。思い通りの画像を生成するための指示出しや言葉での表現は難しい。生成AIの汎用モデルも日々進化する中、利用者の使い勝手にこだわったという。
10月初旬には、マスキングや画像生成の精度を向上させたうえで正式にサービス化する予定だ。11月中には、空室物件の画像に家具を設置する機能のリリースも控える。将来的には家具メーカーのライセンスを得た家具を設置する機能開発も検討していく。
(2025年9月22日13面に掲載)





