26年度取扱高、半期で476億円超
海外投資家向けに日本の不動産を販売、売買仲介するポスト・リンテルグループ(東京都港区)の取扱高が、2026年度上半期、476億1000万円に達した。25年3月期は通期で442億円だった。営業利益は26年上半期で4億円となった。25年度は通期で4億9000万円だった。
「海外投資家による大型不動産の取り扱いが、増加している」と坂東多美緒社長は話す。25年度に売買仲介した件数は19件で、そのうち13件が海外投資家を対象にしたものだった。内訳としてはホテルが3棟、賃貸住宅の一棟が10棟、区分マンションが6戸、取り扱った不動産の平均価格は、ホテルが59億円、賃貸住宅の一棟が22億円、区分マンションが2億6000万円だった。
海外投資家の顔触れは、富裕層のファミリーオフィス、私募ファンド、投資会社などが大半を占める。同社は、外国籍の社員を積極的に採用し、外国人富裕層に対する営業を強化して、販路を拡大する。
ポスト・リンテルグループ
東京都港区
坂東多美緒社長
(2025年10月13日15面に掲載)




