「テック×不動産 未来を描くクロストーク」は、イタンジ代表の永嶋が、業界をリードする皆さんと共に、不動産の未来について考える対談企画です。第6回では、福徳不動産(長崎市)の福島卓代表に、業界の課題や課題解決に向けた取り組みについてお話を伺いました。
永嶋 前回のお話でビッグデータの重要性について触れられましたが、今後、AI(人工知能)を活用していくには、まずデータをきれいに整えることが不可欠です。しかし不動産業界では、まだデータ整理が進んでいませんね。
福島 データを整え、活用できれば莫大(ばくだい)な利益が生まれますが、データそのものはお金を生みません。そのため価値を理解されづらく、興味を持たれにくいのです。特に多店舗展開している企業では、それぞれの店舗が「部分ごとの最適」でデータをつくってしまいがちで、データが整っていません。
永嶋 そうなるとデータの真の価値は発揮できなくなってしまいますね。
御社ではデータやデジタルをうまく活用する一方で、「人」への投資も惜しみなく行われています。多くの業務がAIを含めたテクノロジーに代替される中で、人に期待する役割はなんでしょうか。
福島 置き換えられるものはすべてデジタルに任せ、人にしかできないことをどんどん集約させています。そうすると限られた人材の「質」が非常に重要になってくる。そのため、人の質は極限まで高めていく必要があります。
限られた人員に大きく投資することで、より効率的で意欲的な集団が生まれ、「人にしかできないこと」の質が高まります。私が社長に就任してから、このようなデジタル化と業務の集約を進めてきましたが、それが会社の成長につながっていることを実感しています。




