RealtyBank、AIでホームステージング

RealtyBank(リアルティバンク)

商品|2026年02月19日

AIにより家具付き物件へと加工した見本

最短30秒で加工容易に

 不動産会社向けサービスを展開するRealtyBank(リアルティバンク)は、CG画像の加工サービス「Digital Staging(デジタルステージング).AI」を提供している。同社はこれまで、デザイナーが手作業で画像加工を行っていた。同サービスはAI(人工知能)が画像を加工するサービスへと進化を遂げ、時間や費用を大幅に削減することができた。

 不動産会社は加工したい内観画像を専用のフォームにアップロードし、部屋の趣味やインテリアスタイル、家具を選択。するとAIが画像に家具を設置したり消したりする加工や、クロス・床材を大手メーカーの商品6000点に変更する加工を最短30秒で行う。

 同サービスの料金体系は四つ。1件ずつ依頼する場合は330円(税込み)、サブスクリプションプランは3種類あり、それぞれ毎月加工できる物件件数が決まっている。月ごとの契約更新のため、繁忙期・閑散期に合わせてプランを変更することが可能だ。

 川上将司社長は「これまで家具入りの画像を作成する際の価格は1枚4950円だったため、不動産会社が当サービスを利用する際に物件を吟味するケースがあった。AIで加工することでコストを大幅に削減。不動産会社は仲介したいすべての物件に当サービスを利用することが容易になる」と話す。

コーディネートの一例

コーディネートの一例。「モダン」パターン

 一方でAIを活用した物件写真の活用は、不動産会社に広まりつつあるが、作成にあたり留意点もあるという。

 「『Chat(チャット)GPT』や『Gemini(ジェミニ)』などの生成AIは、既存の画像を参考に新しい画像を作り出すため、景品表示法における不動産の公正競争規約に違反している可能性がある」(川上社長)

 同サービスはアップロードした画像の上から加工を施すため、公正競争規約を順守できる。

 また設置する家具の設置においてもAIを活用するうえで注意が必要だ。「海外製のサービスはAIの学習データが主に海外基準の設備となるため、実際の物件には搬入できない大きさの家具も掲載してしまう可能性がある。その場合、景品表示法における優良誤認に該当する可能性や、不動産公正競争規約においても不当表示とみなされる可能性がある」(川上社長)

 同サービスの学習データは、同社が4年をかけて加工を行った約3万4000件の内観画像だ。日本の住宅環境に特化したサービスとなる。

 1月には新機能として、画像に設置する家具を9種類のコーディネートから選択することが可能となった。「今後は実際にメーカーが販売している家具を設置できるようにしたい。ホームステージング画像を見た入居者が家具を購入するような仕組みを構築したい」(川上社長)

(2026年2月16日7面に掲載)

おすすめ記事▶『SAMURAI ARCHITECTS、AIがホームステージング』

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