自動で支払いまで完結
債権管理システムを提供するアイティフォー(東京都千代田区)は、初期督促を自動化するシステム「Payコレクト」の提供を4月に開始した。滞納発生時の入金案内から支払いまでを自動化するSaaS型のサービスで、家賃債務保証会社の債権管理業務における効率化を支援する。
Payコレクトでは、督促対象のデータを取り込むだけで、顧客への入金案内や入金約束、支払いを完結することができる。従来の督促業務では、滞納者へのSMS連絡を行っても、結果的に返電が集中しオペレーターの負担が増大するという問題があった。Payコレクトでは、家賃滞納者がウェブの画面上で入金約束や支払いを行える仕組みを提供することで、家賃債務保証会社の作業負担を軽減する。
家賃滞納者は、SMSまたはメールで届いた通知からPayコレクトのウェブ画面にアクセスする。本人確認を経て請求内容を確認すると、システム内のカレンダーから入金約束日を登録できる仕組みだ。支払いは銀行振り込みに加えて、コンビニエンスストア払いや「PayPay」などの多様な支払い方法が選択できる。これにより、滞納者は時間や場所を選ばずに滞納を解消することができ、利便性の高いUIとUXによってスムーズな入金が期待できる。
同サービスを開発するに至った背景には、同社が金融機関やカード会社向けに債権管理システムを提供してきた中で、債権管理業務の自動化に対する強いニーズを感じていたことが挙げられる。フィナンシャルシステム事業部の榎本顕介氏は「インフラ構築が不要なSaaSなので簡単に導入することができる。滞納顧客データを『エクセル』で管理していたり、電話対応に追われていたりする家賃債務保証会社の業務効率化を支援したい」と話す。
(2026年5月25日16面に掲載)





