イコム、レンタルコンテナ出店拡大

イコム

管理・仲介業|2026年06月03日

屋外型コンテナストレージ設置例

関東中心に拠点数220カ所

 レンタルコンテナ事業を展開するイコムは、埼玉県を中心に関東エリアで出店を拡大している。「トランクデイズ」のブランド名で展開し、現在の総室数は約6000室、拠点数は約220カ所だ。群馬・栃木・茨城に加え、千葉や神奈川、新潟、長野、仙台周辺でも調査・出店を進めるなど、商圏を広げている。

 内訳は屋外コンテナが160拠点、バイクガレージが52拠点、屋内型トランクルームが8拠点だ。年間のストレージ拠点の新規出店は、2022年~25年の3年間で30件前後と拡大傾向にある。新型コロナウイルス禍でも需要は落ち込まず、在宅時間の増加やオフィス縮小に伴う保管ニーズの高まりを背景に利用が伸びた。

 同社の特徴は、土地を借り上げてコンテナを設置・運営するビジネスモデルだ。地主は建物を建てる必要がなく、初期投資を抑えつつ安定収入を得ることができる。設置から集客、運営は同社が担う。建築費の高騰で新築活用が難しくなる中、「土地を貸すだけ」の低リスク型の土地活用として関心が高まっている。

 利用者は個人が約7割を占め、住宅の収納スペース不足による保管利用や、引っ越し時の一時保管需要が中心だ。法人利用もあり、書類や資材の保管用途が増えている。平均利用期間は2年以上と長期化傾向にあり、安定稼働につながっている。

 出店はロードサイドなど車でアクセスしやすい立地を重視。稼働率は約8割で、新規拠点は2年程度で安定稼働に達するという。25年からはコンテナ屋根に設置した太陽光発電機器による電源活用など、インフラコストを抑えた運営も進める。

 同社は今後、オーナーが設備投資を行い運営を委託するモデルの拡大も視野に入れる。岡田雄介取締役営業本部長は「土地活用の選択肢としてストレージ事業の認知を広げ、さらなる事業拡大を目指す」と話す。

(2026年6月1日5面に掲載)

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