家主は初期投資0円で再生
不動産賃貸事業や空き家をリノベーションし収益化する事業を展開する横山保全(東京都新宿区)は、宿泊施設への再生事業「ココミンカ」を展開している。
これまで空き家31棟を民泊・旅館へ再生。そのうち15棟を借り上げて運営している。借り上げる空き家は築80年の築古や共有持分、借地権付きなどに対応。広さは40㎡程度から受け入れる。エリアは東京23区内、最寄り駅から徒歩7分以内を重視する。
同事業の最大の特徴は、オーナーの初期投資は0円ということ。同社が建物を借り上げて同社の資金でリノベする。空き家の借り上げ期間は10~15年で、借り上げ期間中は固定賃料だ。
築60年の空き家を民泊物件に改装
同社ではリノベを内製化し、各物件のコンセプトに合わせた内装を施工。コンセプトづくりから行政への許認可申請、交渉までを社内で完結させる体制を構築している。運営管理についても、トラブル防止のため外部委託ではなく自主管理を行っている。こうしたワンストップ体制により、収益の最大化を図る。
稼働率は80%以上を維持。時期によっては90%を超える高稼働になるという。
同社の横山忠功社長は「空き家を宿泊施設に再生することで資産価値も上がるので、将来的に売却を考えているオーナーにとってもメリットは大きい」と話す。
同社では今後年内に5件の新規オープンを計画しており、空き家活用だけでなく新築物件開発にも着手する。
(2026年7月20日11面に掲載)





