制御基盤とタブレットを交換
集合住宅をスマートホーム化するIoT機器やサービスの企画・販売・設置工事を行うくじらリアルエステートテックは、古くなった宅配ボックスの再生サービス「くじらスマート宅配ボックスリプレイスパッケージ」を行っている。
このサービスは、老朽化した宅配ボックスを取り換えずに、制御システムを現代化することで再利用・延命させるもの。
具体的には、既存設備の制御基盤とタブレットを交換することで、コストを抑えて機能を刷新。従来の全交換と比較して、工期や費用を大幅に削減できる。既存の宅配ボックスをそのまま活用するため、壁埋め込み型などで撤去が難しい物件にも適している。
またクラウドシステムと連携することで、スマートフォンアプリでの操作が可能になる。入居者専用アプリで荷物の到着確認や解錠ができる。
機械式で発生しがちな暗証番号の忘れや書き間違いによる開かないトラブルも解消する。
設置から15〜20年が経過した宅配ボックスは、メーカーの撤退や部品供給の終了により、修理が困難なケースが多い。しかし、全交換には多額の費用と壁の解体などの大規模工事が必要になる。同サービスの利用でそうした問題が解決される。
既設の機械式の宅配ボックスをクラウド管理対応へ
基本料金(制御基盤・交換作業費含む)は41万8000円(税込み)。そのほか、インターネット端末やICカードリーダーなどのオプション費用や、個数に応じた月額利用料が発生する。
「このサービスは、特に修繕や対応に困っている管理会社やマンションオーナーの声を基に商品化した。既存の宅配ボックスを有効活用するだけでなく、故障による不在配達の受け取りができないなどの居住者の不便も解消できるようになる」(田中実社長)
(2026年7月6日12面に掲載)





