入居者への連絡や広告を配信
エレベーター内側の扉に動画を投影し、入居者に連絡事項や広告を配信する「エレシネマ」のサービスを手がけるのは、三菱地所グループのGRANDだ。
同社は、2017年2月の創業当初からオフィスビル向けに同サービスを提供してきた。東京と主要都市である大阪・名古屋・福岡でサービスを展開しており、導入実績は、1万棟近くになる。25年4月からは、集合住宅にも設置している。
動画投影用端末の代金や設置工事費、通信費のほか保守にかかる費用もすべて同社が負担するため、オーナーの費用負担はなく導入が可能だ。
実際のエレベーター内の様子
配信する動画は、1本6分間で3部構成。冒頭の1分間はオーナーの配信枠となっており、共用部などの工事の連絡事項やイベント告知を配信することができる。二つ目の部分では、飲食店情報、ニュース番組、天気予報などを配信する。三つ目の部分には、広告が流れる仕組みだ。
オーナーの配信枠については同社で告知用のテンプレートを作成しており、オーナーや管理会社は、入居者向けに周知したい内容の文字を入力するだけで配信をすることが可能だ。同社では、配信する広告についての掲載可否基準を設け、入居するテナントと競合するコンテンツの広告は配信しないようにしている。26年9月以降は、レジデンス専用のチャンネルとして、入居者向けの情報を固定で常時表示する機能を実装する予定だ。
(2026年7月6日12面に掲載)





