都市の回遊性向上を後押し
Limeは、世界約30カ国で電動マイクロモビリティーシェアサービスを展開する大手企業だ。2024年8月に日本市場に本格参入し、東京都内を中心に約1300カ所のポートと3500台以上の車両を展開している。その利便性の高さから、特に若年層の利用者における認知度は急速に高まっている。
一方、空きスペースの収益化や物件価値の向上につながるサービスとして、土地オーナーの間でも関心が高まっている。車両の設置スペースを提供する不動産オーナーは、設置台数に応じた収益を得られるほか、入居者や利用者の移動利便性アップによる物件価値の向上も期待できる。
同社では、車両やアプリ、運行システムを自社で一体開発する垂直統合型モデルを採用。安全性の面でもGPSを活用したジオフェンシング技術やビーコンによる適正駐車システムを導入するなど、安心して利用することができる環境づくりを進めている。
4月に展開を開始したLimeBike
26年6月には、新宿エリアに合計約100台規模のポートを新設した。開設したポートは、大和ハウスパーキングが管理する2カ所の駐車場で、電動アシスト自転車「LimeBike」を計約100台配備。利用者自身がバッテリー交換を行える「バッテリースワップステーション」の設置も予定しており、充電待ち時間の解消と運用効率の向上を図る。
Limeは回遊性の向上に加え、インバウンドを含めたラストワンマイル需要の取り込みを狙う。海外で利用しているアプリを日本でも使える強みも生かし、インバウンド需要の拡大にも対応する。
(2026年7月20日10面に掲載)





