新潟県の大手賃貸仲介・管理会社であるリビングギャラリーが業績を順調に伸ばしている。そのけん引役となっているのは開発・売買事業で、全社売り上げの3割にまで至ったという。2021年より同社を率いる舟﨑義朗社長は、25年、同社が属するNSGグループの不動産・建設・施設部門を統括するNSGリアルエステートデベロップメント(以下、NRD)のトップにも就任した。今後、グループのさらなる発展に向け、インバウンド(訪日外国人)向けビジネスや宿泊事業にも目を向けている。
2万戸突破の管理軸に成長
5年で構成比変化 管理・開発が同等に
リビングギャラリーは新潟県の賃貸管理・仲介でトップを走る企業だ。管理戸数は25年に2万戸を突破し、賃貸仲介件数は年間1万件超に上る。県内を中心に19の店舗を展開し、県民の認知度も高い。管理・仲介ともに伸ばし続ける同社だが、それ以上の成長を見せるのが開発・売買事業だ。25年は開発・売買事業の売上高が14億8000万円となり、総売上高の30%強を占めるまでになった。総売上高は21年比で約17億円増えているが、その7割以上は開発・売買事業の伸びによるものだ。
開発・売買事業では、賃貸住宅の開発・販売、中古賃貸住宅の買い取り再販をメインに、分譲マンション販売や非住宅施設を含む再開発案件なども取り扱う。23年ごろからは、賃貸住宅開発と中古賃貸住宅の取得をそれぞれ年間20棟ずつ行っている。物件は10~12戸ほどの規模が多く、単価は1億円程度だ。
リビングギャラリー本社外観
開発・取得物件は、すぐに販売するものと一定期間保有してから販売するものがある。同社では常時30棟前後を保有している状態だ。販売先は既存オーナーやオーナーからの紹介がほとんどを占める。以前はオーナーから建て替えや買い増しの相談があった際に、建築会社を紹介する「コンサル業務」が中心だったが、自社開発し売買することで売り上げの増加につなげている。
他社とJV(共同企業体)に参画し、大型の開発に関わることもある。例えば25年には、同社が属するNSGグループで開発事業を行う国際総合計画と野村不動産、日生不動産の3社が事業主となる30階建て218戸の大型マンション「アイコニックタワー新潟ステーション」の販売代理として参画した。そのほか、新潟市所有の「旧小針球場跡地」の再開発にも携わり、商業用地1区画と住宅地100区画を整備。同事業では鳥屋野不動産と高頭不動産との3社JVに参画した。このほかにも多くの開発事業に携わっている。





