宿泊で地域活性化図る
遊休地を活用した没入型イベントを制作するイマーシブ・ラボは、京都府向日市の空き家1棟を改修し、宿泊体験型イベント「京都民泊〝N〞」を開催する。同イベントは7月11日から月に7〜8回程度実施。12月末まで開催予定の全49回のうち、初期リリースで発売した17回は1週間以内に完売したという。
空き家は築40年以上の木造2階建てで、1階は喫茶店、2階は居住スペースだった。同社は、空き家のオーナーからイベントの運営を受託。民泊運営はオーナーが行っている。料金は7月の開催時点で、4〜6人の1組あたり14万8800円(税込み)。宿泊とイベント参加を組み合わせ、それぞれの相場に応じて設定したという。
イベントは「心霊体験ツアー」をコンセプトに実施し、体験時間は夜に約4時間、朝に約2時間の計約6時間となっている。空き家に残る歴史的な背景や古びた雰囲気を設定に生かしているのが特徴だ。「庭の倉庫だけは、決して開けないでください」という文言と共に、管理人が建物を案内する。
参加者は周囲を自由に探索しつつ、不気味な家で一晩を過ごすという非日常体験を楽しめる。
ターゲットは、ホラーやイマーシブ(没入型)体験を好む層で、友人同士の参加も多いという。
細川哲星社長は「民泊施設を舞台にイベントを開催することにより、閑散期でも集客ができる。加えて、観光地以外のエリアであっても地域の魅力を宣伝できることから、地域活性化にもつながる」と話す。
同イベントの集客は「X(旧ツイッター)」とウェブサイトを中心に行った。Xでの開催予告後に、800件を超える反響があったという。今後も追加販売を予定している。
「今後も地域の遊休施設を活用し、その地域・施設でしかできない体験を企画していきたい」(細川社長)
(2026年8月10日3面に掲載)





