新築に加え新たな収益源創出
4施設を運営
既存の空きビルを宿泊施設へ転用するコンバージョン事業を展開しているのが北辰不動産(東京都港区)だ。
同社は中古ビルを活用した宿泊施設ブランド「COCOSHUKU」を開発し、不動産の新たな価値創出に取り組む。コンセプトは「つどう・こもる・くらす」。〝自由気ままなプライベートホテル〞を掲げ、インバウンドの家族やグループ旅行客を主なターゲットとしている。
客室は30〜40㎡程度、4〜5人で利用できる広さを確保し、キッチンや調理器具、食器類を標準装備。連泊にも対応できるようにすることで、一般的なホテルとの差別化を図っている。小林憲一取締役は「暮らすように滞在できる空間を意識している」と話す。宿泊客からも、広い客室やキッチン付きの利便性に対する評価は高いという。
コンバージョンを行う際には、主要駅や観光地へのアクセスなど立地条件はもちろんのこと、客室レイアウトや設備、運営効率まで総合的に判断し、ホテルとしての競争力を高めている。利用者はインバウンドが中心で、多くが家族やグループでの宿泊だ。平均宿泊日数は約3泊。稼働率は約80%を維持し、客室平均単価(ADR)は1室あたり3万〜4万円台となっている。





