入居者に情報発信し集客までサポート
1万3000戸管理する日本エイジェント(愛媛県松山市)は2月上旬、新たに始めるビジネスの拠点として『繁盛店物語』を松山市内にオープンする。
テナントや店舗の仲介に加え、事業に必要な企業とのマッチングから、集客支援までトータルで行うというサービスだ。
経営企画推進室の藤田美幸チーフは「松山市内の中心部でも、シャッターが閉まった店が多い。人の集まる店を作ることで地域の活性化につなげていきたい」と話す。
飲食店や美容室など、新たに事業を始めるために店舗を探すベンダー会員、設計やウェブデザインなど店舗の開設や運営を支援するフォロワー会員、同社の管理物件の入居者を中心としたユーザー会員の3種類を設定する。
日本エイジェントが、物件情報をベンダー会員に紹介し、さらに希望に応じたフォロワー会員とのマッチングを行う。
店舗のオープン前には、管理物件の入居者1万人に対し、試食会や利用時の優待情報を発信することで、人でにぎわう名物店を作っていく。
テナント会員は無料、フォロワー会員は会費かサイトへの掲載費を設ける予定だ。