民泊としての活用も視野
グローバルエージェンツ(東京都渋谷区)は8日、コミュニティ賃貸住宅『WORLD NEIGHBORS 清澄白河』をオープンした。
コインランドリーを併設し、地域住民と入居者との交流を図る。
民泊新法施行後は外国人向けの宿泊所としての利用も視野に入れる。
「ソーシャルランドリー」をテーマに、壁を隔ててカフェも設置。
地域に住むコインランドリーの利用者が待ち時間をカフェで過ごし、入居者と会話を楽しむようなシーンをイメージした。
築25年の元社宅を2億円かけ、全134室の賃貸住宅にリノベーションした。
こだわったのは、共用施設だ。
カフェでは、オリジナルレシピのサンドイッチとサワーを目玉にしたメニューを提供し、入居者は5000円分までプリペイドカードを使って無料で利用できる。
また、月に2回まで洗濯代行サービスも無料で提供。
洗濯物をランドリーバッグに入れて、エントランス横のシュートボックスに入れておくと、翌日には、コインランドリ―内のロッカーに洗濯をし、たたんだ状態でバッグに入れてもらえる。
10階には、ホテルのような落ち着いたバー、屋上はバーベキューのできるテラスになっており、パーティーなどにも利用可能だ。
専有部は約19㎡でバス・トイレ付き。
賃料は9万4000円が中心で、管理費1万3000円。
家具付きの部屋も40室準備し、マンスリーとして貸し出す。
100戸の申し込みがあり、そのうち2割が外国人だという。
山崎剛社長は「コインランドリーは、人の流れを生み出すことができる。今後、当社で運営する既存物件の空きスペースに設置することも検討している」と語った。