パナソニック電工(大阪府門真市)は4月7日、入浴検知センサーを備えることで浴室不在時の風呂保温のエネルギー消費を抑えられるエコキュート「KU/Kシリーズ」を7月10日より発売すると発表した。
今回発売する新エコキュートは「湯温学習制御技術」を採用。浴槽の形態や季節ごとの保温特性を自動的に判別。湯温の冷める時間を把握できるようにした。また、浴室への入退室を検知するセンサーを搭載。既存製品は15分ごとに湯温を確認して加熱を繰り返してきたが、同製品は浴室に人がいない時の不要な過熱を省くことができる。冬季で最大35%のエネルギー消費量が可能だ。
同社が行ったお風呂に関する調査の回答の中で「お風呂に誰もいない時は節約したい」という声が多かったことが同製品を開発するきっかけになったのだという。
また、同社では今後、給湯、調理、暖房を柱にオール電化を推進していく構え。その1つの方策として、「IHクッキングヒーター」「エコキュート」「電気床暖房」などの最新のオール―電化製品が体験できるキャンペーン『来て見て試してオール電化体験!2009』を同社ショールームなど全国5000カ所で開催。500万人の動員を目指す。