エリア特化型
管理戸数1200戸超の高山不動産(石川県金沢市)は今後、よりエリアに特化した資産活用提案を進めていく。高山修一社長は「既存エリアでオーナーとのコミュニケーションをより密にして、サービス品質を高めていきたい」と語った。
同社が抱える管理物件の所在地は、本社を置く石川県金沢市三口新町から車で5分圏内と狭い。この辺のエリアでは、1980年代バブル期に建った賃貸住宅が数多く立ち並ぶ。
おおむね築30年を迎えると、オーナーによっては、負債の減少に反比例して納税額がかさむ「黒字倒産」に直面するリスクが高まってくる。CPM資格を持つ高山社長自らが、ファイナンス知識を使って建て替えなどの解決策を提示している。