不動産賃貸仲介大手のハウスコム(東京都港区)は2019年12月15日、『大学生ビジネスコンテスト 住まいサービス業×地域 新規事業の創出』の決勝戦を開催した。
大学生ビジネスコンテスト決勝戦開催
同コンテストは、社会人経験やビジネス経験がない学生の視点を、不動産事業を改革するヒントにする目的で開催。今回で3回目となる。優勝したアイデアは、同社が協力して事業化していく。
今回は、5チームがエントリーし、予選会を経て3チームが勝ち進んだ。決勝戦当日は、それぞれの事業アイデアをさらに強化してプレゼンテーションを行った。
審査の結果、「家ではなく、街にすむ」をコンセプトに、街の情報のスコアリング・メディアを提案した『ホシカナ』が優勝を獲得。同チームが提案したスコアリング・メディアは、転勤族だったり子育てに適した環境を探すのに苦労したチームメンバーの両親の実体験を基に考えられた。インターネット検索ではなかなか手に入らない細かい情報を、見やすくシンプルに提供するものだ。例えば、「その地域は『ウーバーイーツ』などのデリバリーサービスが利用できるか」「近くに子どもを通わせる塾はあるか」など。