外出自粛、騒音問題誘発
統計データ|2020年05月18日
外出自粛要請により自宅で過ごす時間が増える中、入居者から騒音を中心とした相談やクレームが増加している。各社、トラブル対応に追われる日々が続く。
クレーム、通常の5倍
緊急事態宣言が全国に拡大された4月16日を境に、騒音に関する問い合わせが通常時の5倍に増えた住まいLOVE管理(愛知県豊橋市)。子どもの足音や若者の騒ぎ声に関するものが多いという。通常月に10件ほどある騒音クレームがここ1カ月で50件を超えている。「新型コロナウイルスの影響で日常生活に制約があり、普段以上にストレスを感じている入居者も多いのだろう」と水野和也社長は推測する。中には、同じ入居者から何度も連絡を受けたケースもあり、入居者対応が同社にとって悩みの種となっている。
住まいLOVE管理は、騒音の当該入居者に複数回にわたって注意喚起を促したが収まらず、解決までに2週間ほどかかってしまったという。