コロナ禍でシェアハウスのトレンドはどう変わるのか。1~3回目の記事では成功のヒントがわかる事例を紹介した。ここからは、苦戦が続くシェアハウス会社の事例を、今後の課題・対策とともに紹介する。
ジャフプラザ、外国人の退去で入居率50%
「国際交流」のコンセプトがあだとなる
国際交流ができる点を強みに、外国人入居者の比率を高く設定していたシェアハウス会社は、現在苦境に立たされている。
関東と関西エリアで443室を管理するジャフプラザ(東京都渋谷区)は、コロナの感染拡大を受け、外国人入居者の帰国が相次ぎ、90%台だった入居率が3月に50%に低下。外国人の比率は4割。日本人に照準を当てて募集活動を続けるも、8月時点の入居率は60%と低迷したままだ。