あらゆる建築物を対象とした建築関連の展示会『関西住宅・ビル・施設Week』では、オフィスや駐車場の管理業務を合理化するシステムが来場者の関心を集めた。新型コロナウイルスの感染拡大で、設備の需要にも変化が表れた。来場者の減少が懸念されたが、出展企業からは「予想よりも来場者数が多く、反応も良好」という声が聞かれた。
テレワークで高まった防犯意識
入退室管理システムを提供するフォトシンス(東京都港区)では、スマートフォンやICカードを鍵代わりに使う『Akerun(アケルン)入退室管理システム』の、オフィスビル向け製品が関心を集めた。新型コロナの影響によりテレワークが増加し、管理と防犯面からオフィスの鍵をデジタル化する企業が増加しているという。「鍵を電子化したいという需要を確認できた」(板倉大樹さん)