一般財団法人住宅改良開発公社(東京都千代田区)は、『第1回シンポジウム~住むだけでなく、その人らしく「暮らせる」集合住宅づくり~』を12月2日にオンラインで開催する。
ブルースタジオ・大島氏ら登壇予定 オンラインで
同シンポジウムは同法人の設立65周年を記念し立ち上げた、『あしたの賃貸プロジェクト』の第1弾として開催する。このプロジェクトは今後の住宅の在り方を見つめ直し、自分らしく暮らせる住まいの実現のために賃貸住宅に何ができ、どうサポートするかを考えるものだ。
シンポジウムでの講演1では、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の大月敏雄教授が『日本の賃貸住宅:その来し方と行く末』をテーマに登壇。賃貸住宅の魅力を歴史の中で読み解き、未来の賃貸住宅の行方を論じる。続いて、講演2では、ブルースタジオ(東京都中野区)の大島芳彦専務による『共感の環に育まれる賃貸共同住環境』。講演3では、スペースRデザイン(福岡市)の吉原勝己社長が登壇。『賃貸住宅経営者・管理者の経営ビジョンが、住まいを変える、賃貸を変える、まちを変える』と題し、これまで賃貸住宅の再生や九州各都市の空き家再生プロデューサーと連携し、老朽化した団地や商店街の活性化などを行ってきた吉原氏が、これからのまちや人のための賃貸住宅の在り方を語る。最後に『あしたの賃貸プロジェクト活動報告』を行う。
時間は13~17時。YouTubeでのライブ配信となる。視聴するには事前予約が必要。参加費は無料。
(11月23・30日10面に掲載)