東京カンテイ、コロナ禍が新築市場下押し

東京カンテイ

統計データ|2020年12月18日

 国土交通省が11月30日に発表した建築着工統計によると、貸家の2020年10月の着工戸数は26043戸で前年同月比11.5%減。26カ月連続マイナスとなった。20年1~10月は前年同期比10.5%減。仮に11、12月が同様のマイナス幅で推移すると、リーマン・ショックや東日本大震災の影響を受けた10~12年に次ぐ低い水準となる可能性がある。この推移をどう解釈すべきか。東京カンテイ(東京都品川区)の井出武上席主任研究員に聞いた。

8年ぶりの低水準の可能性

―2020年の貸家の着工件数は、8年ぶりの低水準になりそうですが、どうみていますか。

 着工数の減少ということでみると施主にとっては市場や経済の先行きが分からないことが大きいでしょう。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による緊急事態宣言で移動制限のかかった2カ月間もありました。現在は第3波に襲われ、ワクチンも今後どれだけ普及していくか不透明です。物件を購入しようという意識になりにくいと思います。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

検索

アクセスランキング

  1. 繁忙期、成約「増加」が4割

    エンクル,京都ライフ

  2. 新しい暮らし創出研究会、家具付き賃貸市場を考える

    一般社団法人シェアリングエコノミー協会

  3. パナソニックエレベーター、賃貸向けエレベーター新商品

    パナソニックエレベーター

  4. 池田泉州HD、家賃債務保証事業に参入

    池田泉州ホールディングス,近畿信用保証,ジャックス

  5. Live Search、物件情報の掲載代行開始

    Live Search(リブサーチ)

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅住新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ