約6000戸を管理する吉住ホーム(東京都中野区)は12日、西新宿店(同新宿区)をリニューアルオープンした。デザイナーにデザインを依頼した店内は、木質をベースにナチュラルさを感じさせる素材を利用し、カフェのような雰囲気で、お客さんが気軽に立ち寄ったり、相談したりできる空間を目指した。
気軽に立ち寄りやすい店舗目指す
東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅から徒歩1分の西新宿店は、3店舗を展開する同社の中核店。店舗のある1階は賃貸事業部とマンスリー事業部、2階は管理部と売買事業部があり、全社員の約3分の2に当たる約40人が勤務する。1日当たりの来店は10~15人で、繁忙期の来店客は倍近くにもなる。
改装工事は1日から20日に行われた。2階での臨時対応で営業を続けながら、12日からは1階店舗を再開。訪れる人にとって心地良い空間にすると同時に、社員の生産性向上のためのオフィス環境も見直し。各部門の連携がスムーズになるよう動線を整え、同じメーカーの机やイスでそろえた。Zoomによる他店舗との会議のためのプロジェクターやスクリーンも設置した。安心して顧客に立ち寄ってほしいと、カウンターや社員のデスクには新型コロナウイルス対策のためのアクリル板のほか、99.9%除菌可能な空気清浄機を設置。来店客が対面だけでなく自由に物件検索できるタブレットも設置するという。宇佐見慶三店長は「昔ながらの町の不動産屋からキレイになり、お客さんが気軽に安心して立ち寄れる店舗にしていきたい」と話す。
(12月21日3面に掲載)
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