ハウスコム(東京都港区)は、宅都ホールディングス(大阪市)との業務提携により、賃貸仲介部門である子会社宅都を3月1日に100%子会社化する。賃貸仲介店舗数が200を超え、関西圏の営業基盤が固くなる。経緯や事業シナジー、今後の展開をハウスコム・田村穂社長に聞いた。
―2022年度を最終年度とする中期経営計画では、出店目標数を208としていました。宅都の23店舗を加えると、御社の出店数は211となり、前倒しで目標を達成することになります。M&Aの理由を教えてください。
当社とは地域的な重なりがない上に、それ以外の面でもシナジーを見込めると考えて合意に至りました。また、宅都ホールディングスの太田卓利社長と話をする中で、従業員や企業文化に対する価値観に共感したことも、大きなポイントの一つです。宅都の社名・ブランドなどは変えずに引き継ぐ予定です。