物件情報をオンラインで取得

【連載】アメリカ不動産事情 第64回 日米の不動産テック事情

投資|2024年04月30日

  • twitter

雇用の流動性高くシステム化が促進

 日本ではここ数年、不動産とテクノロジーを融合した『不動産テック』に注目が高まっている。不動産テック勃興の地でもある米国の動向をたどりながら、日米の動向を紹介してみたい。

90年代はアナログ

 不動産テックの創成期は住宅取引で端末機による物件の基本情報の収集から開始された。ITが本格的に導入されたのは1980年代のパソコンの市場参入に始まりロータスやエクセルなどのソフトが広く使用されることにつながる。私が不動産業界に入った1983年には売り物件情報は隔週で地元不動産協会から配布されるMLS物件情報掲載誌を入手し、斡旋(あっせん)業務を行うといった極めてアナログな作業であった。

 その後2000年に向けて物件管理のソフトが登場し始め、居住系に加え商業物件でもco-star等の機能性を備えたプログラムの使用で業務処理を加速させていった。また、1990年代はemailシステム拡大期にあったが、専ら相互交信が主体であった。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『中間所得向け住宅の需要増』

検索

アクセスランキング

  1. アルデプロ、上場廃止

    アルデプロ

  2. カナリー、LINEグループ対応開始

    カナリー

  3. 全国賃貸管理ビジネス協会、シンポジウムを開催

    全国賃貸管理ビジネス協会

  4. LPガス、7月から法改正

    経済産業省

  5. Facilo、12億円調達 機能と支援拡充

    Facilo(ファシロ)

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ