不動産コンサルティングを行うエスアンドティ(埼玉県蕨市)では、住宅設備機器販売企業の日設(同川口市)と共同で、住宅設備機器メーカー向けの『Rent House Improvement(レント・ハウス・インプルーブメント)』を開催している。LIXILやパナソニックなど、取引のあるメーカー企業の担当者を招き、製品が実際に入居者からどう使われているかをフィードバックする場だ。
メーカーにフィードバック、開発の参考に
エスアンドティとしては、実際にメーカー担当者と話す機会が設けられ、製品に関する知識を得られるというメリットがある。さらに、そこで得た情報を、リフォーム時の製品選択に生かせるという。「メーカー側が想定した方法とは違った使い方をする入居者は少なくないと感じていた。管理会社という入居者により近い立場であれば両者の溝を埋められると考え、企画した。今後の製品開発に役立ててほしい」と大原亨店長は話す。