丸井グループのエポスカード(東京都中野区)は、展開する家賃保証サービスの新メニューとして、入居希望者が賃貸借契約時に支払う敷金、礼金、仲介手数料、前払い家賃などの初期費用をクレジットカードで決済できるサービスを始めた。正式名称は『すみかえ応援クレジット』。
指定カードで手数料率1.5%
対象は、エポスカードの家賃保証サービスを導入している賃貸管理会社の管理物件。支払い回数は1回から24回まで選択でき、決済金は管理会社の指定口座に2~4営業日後に入金する。保証料、家財保険料などは対象外だ。エポスカードを持っていなくても個別信用購入あっせんで利用可能。
初期費用のクレジット払いについては、管理会社が支払う手数料負担がハードルとなり普及しづらい側面がある。今回のサービスでは、決済時にエポスカードを利用すれば、手数料率を1.5%に抑える。他社サービスの手数料率より安くして利用を促す。入居者にはエポスカードで初期費用や月々の家賃を支払うことで、決済額の0.5%のポイントが付与されるメリットもある。
申し込みの流れは、まず「家賃保証申込書」と「入居申込書」の記入後、管理会社が決済用IDとQRコードを入居者に送る。入居者はスマートフォンでQRコードを読み取り、必要事項を入力すれば契約できる。業務の効率化にも寄与する。
エポスカードの家賃保証サービスは、2019年度の年間新規契約者数は約18万人という。
(1月25日2面に掲載)
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